家計を見直そうとすると、
多くの人が真っ先に食費や日用品費を気にします。
しかし実際に家計を圧迫しているのは、
毎月ほぼ自動で引き落とされている固定費です。
固定費は、一度見直すだけで
効果が毎月、何年も続きます。
この記事では、
なぜ固定費が家計改善の最優先なのか、
どこから手をつけるべきなのかを整理します。
固定費は「高いか安いか」で判断してはいけない
固定費というと、
「高いから見直すもの」
というイメージを持たれがちです。
しかし本質はそこではありません。
重要なのは、
今の生活や家族構成に合っているかどうかです。
例えば、
- 子どもが生まれる前に入った保険
- 昔のままの通信プラン
- ほとんど使っていないサービス
これらは、
金額に関係なく
家計をじわじわ圧迫します。
固定費を放置すると家計はどうなるか
固定費の怖さは、
支払っている感覚が薄れることです。
毎月同じ金額が引き落とされるため、
見直すきっかけがありません。
その結果、
- 生活は苦しい
- 何に使っているか分からない
- でもやめる判断ができない
という状態になります。
固定費は、
「気づいた人から得をする」
典型的な支出です。
見直すべき固定費の優先順位
固定費は、
すべてを一気に見直す必要はありません。
効果が大きい順に手をつけるのが合理的です。
1. 住居費
家計に占める割合が最も大きく、
影響も長期に及びます。
すぐに引っ越せなくても、
- 更新時の条件
- ローンの組み方
- 将来の住み替え前提
を考えるだけでも意味があります。
2. 保険料
保険は、
不安と結びつきやすい支出です。
- 公的保障を把握していない
- 目的が重複している
- 必要以上に手厚い
こうしたケースは非常に多く見られます。
3. 通信費
見直しやすく、
即効性が高い固定費です。
- プランが合っていない
- 家族割の活用不足
- 不要なオプション
一度整理するだけで、
毎月の負担が確実に下がります。
4. サブスクリプション
金額は小さくても、
積み重なると無視できません。
「使っていないけど解約していない」
これが最も多いパターンです。
固定費見直しでやってはいけないこと
- 金額だけで判断する
- 勢いで全部削る
- 不安を無視する
固定費は、
生活の安心を支える部分でもあります。
削ること自体が目的にならないよう注意が必要です。
まとめ
家計改善で最も効果が高いのは、
固定費の見直しです。
理由は単純で、
一度見直せば効果が続くからです。
我慢や根性論ではなく、
仕組みとして家計を整える。
まずは、
毎月当たり前に払っている固定費を
一度、立ち止まって見直してみてください。


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