15万円のドラム式洗濯機は高いか?FPが「家事の時給」で元が取れるか計算してみた結果
毎日、家事と育児と仕事に追われて、「時間がいくらあっても足りない!」と叫びたくなっていませんか?
特に「洗濯」。洗って、重いカゴを運んで、一枚ずつ干して、夕方に取り込んで、畳んで…。 この一連の作業、天気が悪いとさらにストレスが倍増しますよね。
そんな忙しいパパ・ママの救世主が**「ドラム式洗濯乾燥機」**です。 ボタン一つで、洗濯から乾燥まで全て完了。「干す・取り込む」作業をこの世から消し去ってくれる魔法の家電です。
しかし、ネックになるのがその価格。最新モデルだと20万円〜30万円、型落ちでも15万円前後はします。 「洗濯機にそんな大金、出せないよ…」と躊躇する気持ち、よく分かります。
ですが、FP(ファイナンシャルプランナー)の視点で見ると、ドラム式洗濯機は**「単なる浪費」ではなく、極めてリターンの高い「投資」**になります。
この記事では、ドラム式洗濯機を導入することで得られる「時間」を具体的な金額(時給)に換算し、本当に元が取れるのかを検証します。
なぜFPが「家電」をすすめるのか?「時間=資産」だから
FPは普段、お金の増やし方や守り方をアドバイスしますが、私たちが最も大切にしている「資産」は、実は「お金」ではありません。**「時間」**です。
お金は後から稼ぐことができますが、過ぎ去った時間は二度と戻ってきません。特に子育て中の「今」という時間は貴重です。
もし、毎日あなたが「やりたくない家事」に費やしている時間を、機械が代わりにやってくれるとしたら? 空いた時間で、子供とゆっくり向き合ったり、副業で収入を増やしたり、あるいはしっかりと睡眠を取って健康を維持したりできます。
高機能な時短家電を買うことは、**「自分の貴重な時間を買い戻すための投資」**なのです。
年間120時間!ドラム式が「生み出す時間」を計算してみた
では、ドラム式洗濯機を導入すると、具体的にどれくらいの時間が生まれるのでしょうか?
一般的な縦型洗濯機を使っている家庭で、「洗濯物を干す」作業と「取り込む」作業にかかる時間を計算してみます。
- 干す作業: 約15分
- 取り込む作業: 約5分
- 合計: 1日あたり約20分
これを1年間(365日)続けると…
- 20分 × 365日 = 7,300分
- 7,300分 ÷ 60分 = 約121時間
なんと、1年間で**「丸5日間」**も、ただ洗濯物を干したり取り込んだりするためだけに使っている計算になります。恐ろしい数字ですよね。
ドラム式洗濯機を導入すれば、この「年間120時間」がほぼゼロになります。
【検証】「時給1,100円」で換算しても、元は取れる?
では、この「浮いた年間120時間」を、お金に換算してみましょう。 ここではあえて少し控えめに、パート・アルバイトの平均的な時給目安である1,100円(※)で計算してみます。
- 120時間 × 時給1,100円 = 年間 132,000円
いかがでしょうか。 あなたが毎日洗濯物を干している時間は、年間13万円以上の価値に相当します。
仮に20万円のドラム式洗濯機を買ったとしても、約1年半で「時間コスト」としての元が取れてしまう計算になります。 本体の寿命が7〜10年だと考えれば、残りの期間は「まるまる儲け(時間の貯金)」です。
時給を高く見積もらなくても、十分に投資回収ができる。これがドラム式洗濯機の凄いところなのです。
(※2025年時点の最低賃金全国加重平均の上昇傾向などを考慮した目安)
もちろんデメリットもある。購入前に確認すべき3つの壁
FPとして良い面ばかり強調するわけにはいきません。導入にあたっての現実的な「壁」も確認しておきましょう。
1. 初期費用の高さ
やはり20万円前後の出費は大きいです。冬のボーナス一括払いや、金利のかからない分割払いなどを計画的に利用しましょう。
2. 設置場所の問題
ドラム式は縦型よりもサイズが大きく、特に奥行きが必要です。「買ったけど入らなかった!」という悲劇を防ぐため、購入前に必ず防水パンや搬入経路のサイズを測りましょう。
3. 乾燥できない服もある
デリケートな素材(ウールや一部のおしゃれ着)は縮むため乾燥機にかけられません。これらは分けて洗うか、手干しする必要があります。それでも全体の洗濯物の8〜9割は乾燥までいけるので、負担は激減します。
【2025年末版】失敗しないドラム式洗濯機の選び方
今買うなら、以下の機能は必須レベルです。
- ヒートポンプ乾燥方式: 従来のヒーター式に比べて電気代が圧倒的に安く(1回あたり数十円の差)、衣類も傷みにくいです。絶対にこちらを選びましょう。
- 洗剤・柔軟剤の自動投入: 地味ですが、毎回洗剤を計る手間がなくなるのは革命的に楽です。これもマスト機能です。
メーカーは、パナソニック、日立、東芝などが人気ですが、上記の機能がついていれば、あとはデザインや好みで選んで問題ありません。
まとめ:時短家電は「浪費」ではない。未来への「投資」だ
15万円、20万円の家電を買うのは勇気がいります。 しかし、それによって得られる「毎日1時間のゆとり」は、お金には代えられない価値があります。
イライラしながら洗濯物を干すのをやめて、その時間で温かいコーヒーを飲んだり、子供の絵本を読んであげたりしませんか?
ドラム式洗濯機は、忙しい現代を生きる子育て家庭にとって、最も賢い「投資先」の一つだと思います。 この冬のボーナスで、ぜひ検討してみてください。